2006.8.01更新 147枚(置換4枚、追加3枚) 2006.8.18更新 149枚(置換1枚、追加2枚) 2006.8.21更新 154枚(追加5枚) 2006.11.7更新 160枚(置換4枚、追加6枚) 2007.2.05更新 162枚(追加2枚)EH10-47 2007.2.15更新 174枚(追加12枚)16,31,34,36,63 2010.2.22更新 288枚(追加114枚) EH10ページの更新履歴へはここをクリックしてください。 EH10は鉄道雑誌などに取りあげられることが少ない機関車です。 貨物用で地味なためでしょうか。私が撮影したのは1973年から1979年にかけてです。 外見はD形の機関車を2両連結したように見えます。当時の技術で出力を上げるために動軸を 2軸増やしてH形にしたものです。車体を構成するそれぞれの箱に2軸のボギー台車が2つ ついています。 EH10が最初に誕生したのは1954年7月で、それから57年9月までに64両が配置 されました。そのころの東海道線の電化状況は下記のようになっています。 開業区間 開業年月日 備考 --------------------------------------------- 名古屋-稲沢 1953.11.11 当初は貨物輸送用 稲沢-米原 1955.07.20 米原-京都 1956.11.19 --------------------------------------------- 関ヶ原を越えるのにEF15より出力の大きな電気機関車が必要になったのに対応しています。 私が最後に撮影したのは1979年10月20日に保土ヶ谷駅を通過中の13号機でした。 これは、撮影記録に書かれている日付によります。 下りのコンテナ列車でした。撮影したのは早朝ですが、列車番号は今のところ不明です。 写真を見るとパンタグラフはPS22Bでした。 形態的に目立つのは、パンタグラフ(PS15)の取り付け位置と車体の通風用鎧戸です。 (1)パンタグラフ 1−4 中央部に取り付け 5−64 両端部に取り付け。 (2)変形鎧戸 51 1973.3.31の写真に写っている。私の1976.8.9撮影の写真でも同様。 60 1974年9月に新鶴見区で撮った写真では変形鎧戸がついています。 私の撮った写真を見ると、短期間取り付けられたようでした。 74.8.31:通常、74.9.14:変形、75.4.12:通常、76.4.10:通常 (3)パンタグラフをPS22Bに取り替え 私が撮った1976年から1979年までの写真で下記の号機がPS22Bを取り付けを確認 9、12、13、24、27、30、38、43、45 別途、調査原稿を参照。(リンク先のHTMLでは線表を正しく変換できませんでした。) これに関しては、鉄道ファン1976年6月号に下記のように記載されていました。 号機 出場又は入場予定日 備考 ----------------------------------------------------------- 21 1976.2.23 改造確認:出場時の写真が載っている 30 1976.3.10 改造確認 54 1976.4.06 予定 6 1976.4.15 予定 12 1976.4.23 予定 ------------------------------------------------------------ 上記に関するコメント 54 私が撮った写真はこの時期以前のみ。 6 1976.4.28に撮った写真ではPS15でこのときには未改造のようです。 なお、ピルトリアル84.2号では80.8撮影の写真が載っており PS22Bを搭載でした。 12 1976.5.14に撮った写真ではPS22Bで、以降もそのまま。 諸元 番号 車軸配置 動輪上重量 最大長 最大幅 パンタグラフ 全軸距 折りたたみ高さ --------------------------------------------------------------------- 1-4 [B-B]-[B-B] 118.4t 22.3m 2.8m 3.96m 18.5m 5-64 [B-B]-[B-B] 116.0t 22.5m 2.8m 3.96m 18.6m 出力 最大運転速度 主電動機 台車形式 制御方式 制御装置 ----------------------------------------------------------------------- 2530Kw 80Km/s MT43 DT101 非重連3段組合せ 電磁空気式 弱磁界制御 単位スイッチ EH10の履歴 号機 製造日 新製配置 1957.9 備 考 -------------------------------------------------------- 1 1954.07.21川車 1954.07.23浜松 稲二 1954年度 2 1954.07.23日立 1954.08.17沼津 稲二 3 1954.09.11東芝 1954.09.30新 稲二 4 1954.08.25三菱 1954.08.27稲二 稲二 5 1955.07.02日立 1955.07.03稲二 稲二 1955年度 6 1955.07.14日立 1955.07.15稲二 稲二 7 1955.08.13日立 1955.08.16稲二 稲二 8 1955.09.07日立 1955.09.30稲二 稲二 9 1955.09.28日立 1955.10.26稲二 稲二 10 1955.10.14日立 1955.10.15稲二 稲二 11 1955.06.25東芝 1955.07.17稲二 稲二 12 1955.07.15東芝 1955.07.30稲二 稲二 13 1955.08.26東芝 1955.09.03稲二 稲二 14 1955.09.22東芝 1955.09.23稲二 稲二 15 1955.10.28東芝 1955.10.28東 東 16 1955.04.21川車 1955.05.06新 稲二 17 1955.04.28川車 1955.05.07新 稲二 18 1955.06.17川車 1955.06.19稲二 吹二 19 1955.08.19川車 1955.08.25稲二 吹二 20 1955.09.14川車 1955.09.16稲二 吹二 21 1955.06.03三菱 1955.06.05新 吹二 22 1955.07.08三菱 1955.07.10稲二 吹二 23 1955.08.10三菱 1955.08.12稲二 吹二 24 1955.09.09三菱 1955.09.11稲二 吹二 25 1955.10.01三菱 1955.10.03稲二 吹二 26 1955.08.23東洋 1955.08.29稲二 吹二 27 1955.09.23東洋 1955.09.24稲二 吹二 28 1956.05.11日立 1956.05.12稲二 稲二 1956年度 29 1956.05.12日立 1956.05.13米原 稲二 30 1956.05.22日立 1956.05.23稲二 稲二 31 1956.07.11東芝 1956.07.12稲二 稲二 32 1956.07.17東芝 1956.07.18稲二 稲二 33 1956.07.31東芝 1956.08.01米原 稲二 34 1956.07.31川崎 1956.08.02米原 稲二 35 1956.08.15川崎 1956.08.17米原 稲二 36 1956.07.07三菱 1956.07.09米原 吹二 37 1956.07.19三菱 1956.07.21米原 吹二 38 1956.07.23東洋 1956.07.24稲二 稲二 39 1956.05.26日立 1956.05.27米原 吹二 40 1956.05.31日立 1956.06.01稲二 稲二 41 1956.08.24東芝 1956.08.25米原 吹二 42 1956.08.31東芝 1956.09.01稲二 稲二 43 1956.08.25川崎 1956.08.27米原 吹二 44 1956.07.27三菱 1956.07.29稲二 吹二 45 1956.08.22東洋 1956.08.23稲二 吹二 46 1956.08.28日立 1956.08.29稲二 吹二 47 1956.11.08日立 1956.11.09米原 吹二 48 1956.11.10日立 1956.11.11稲二 吹二 49 1956.10.31東芝 1956.11.01稲二 吹二 50 1956.11.09東芝 1956.11.10稲二 吹二 51 1956.09.27川崎 1956.09.29稲二 吹二 52 1956.11.08川崎 1956.11.09吹二 吹二 53 1956.08.08三菱 1956.08.12稲二 吹二 54 1956.09.19三菱 1956.09.12米原 吹二 55 1956.10.06三菱 1956.10.08米原 吹二 56 1956.09.26東洋 1956.09.27稲二 吹二 57 1956.11.01東洋 1956.11.02稲二 吹二 58 1957.08.28日立 1957.08.29吹二 吹二 1957年度 59 1957.08.31日立 1957.09.01吹二 吹二 60 1957.05.10東芝 1957.05.11吹二 吹二 61 1957.06.27東芝 1957.06.28吹二 吹二 62 1957.07.17東芝 1957.07.18稲二 稲二 63 1957.04.18川崎 1957.04.20稲二 稲二 64 1957.04.27川崎 1957.05.01稲二 稲二 (注) 参考資料:鉄道ピクトリアル 特集EH10, No.197 1967.6 pp29-30 鉄道ファン EH10履歴 No.182 1976.6 pp22 @ TPの記載を転記。なお、誤植と判断できる場合は修正している。 例:58号製造 37年を 32年に修正 54号の年月日は原典のままである。なお、TFでは19日が10日になっている。 A 製造日と新製配置日が開いている場合は、他区への貸しが入っている。 B TFの履歴表について 新製配置区を明示していないので分かりにくい。これはAの場合で間に貸しが入っている場合である。 TPから見ると誤記や抜けがある。例えば、 2号 TF:沼津に貸し TP:沼津は新製配置 中央東線運転試験関連の甲府貸しが抜けている:64号(65.5.14-5.21) C 中央東線運転試験関連(TPのみ記載) これは、25‰区間の運転性能・粘着性能を試験したものである。 期間 :1966.5.13〜21 供試機:EH10−14、予備機:EH10−48 履歴表を見ると、甲府貸しになっているのは14、64号で1965年になっている。 廃車時期 廃車日 対象号機 備考 ---------------------------------------------------------------------- 1978.03.19 1s, 2s 1978.05.10 15i KTB:78.04 1978.10.16 25i, 28i, 32i, 45s, 46s KTB:78.09 1978.10.20 37s, 51s, 52s, 55s, 57s, 58i, 60i, 62i, 64i 1979.01.31 3s, 4s, 21s, 39s, 50s, 56s 1979.06 17i, 30i, 47s, 49s, 54s, 63i 1980.12 7s, 16s, 18s, 26s, 36s, 40i, 48s 1981.02 5s, 6s, 8s, 9s, 10s, 11s, 14s, 22s, 31i, 41i 1981.06 29i, 33i, 34i 1981.08 12s, 13s, 19i, 24s, 35i, 38i, 43s, 44s, 59s 1981.11.11 23s, 27s, 42i, 53s 1981.12.19 20s 1982.02.04 61s ---------------------------------------------------------------------- (略号) TP : 鉄道ピクトリアル車両の動き KTB: 電気機関車展望2 S : 吹田第二区 i : 稲沢第二区 (注)略号に記した2資料によった。日まであるのはTPで、これが見つからない場合に、KTBによった。 数字の右側の英字は廃車時の所属区(略号参照)を意味する。 但し、KTBによった場合には、廃車年月と対象号機のみなので、1975.3.31の配置区を転記した。 その中で7号機については、TPの移動記載を採用した。 両資料で日付が違う場合は備考に記した。 EH10の配置状況 1969.3.31配置表 稲沢第二区 15、17、28−35、38、40−42、 17 62−64 吹田第二区 1−14、16、18−27、36、37、 47 39、43−61 1973.3.31配置表 稲沢第二区 15、17、28−35、38、40−42、 17 62−64 吹田第二区 1−14、16、18−27、36、37、 47 39、43−61 1975.3.31配置表 稲沢第二区 15、17、28−35、38、40−42、 22 62−64、 7、19、25、58、60 (転入増分) 吹田第二区 1−6、8−14、16、18−24、26、27、36、37、 42 39、43−57、59、61 1979.3.31配置表 稲沢第二 17 19 29 30 31 33 34 35 38 40 13 41 42 63 吹田第二 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 28 16 18 20 22 23 24 26 27 36 43 44 47 48 49 53 54 59 61