EF16の撮影行について 1976年8月27日の例をとると、上野駅で撮影後、鳥海で水上まで行きました。 途中高崎駅で機関車交換を撮り、水上で733Mが来るまで補機連結の写真を撮った。 上野 水上 石打 長岡 東三条 燕 新大野 801 21:14 23:41 733M 2:36 3:23 4:42 465M 6:40 7:22 8:40 433M 8:4x 9:06 石打で733Mを下車し、明るくなるまで駅のベンチで一眠り。早朝の貨物列車の密度が 高い時間帯に撮影後、新潟市へ向かった。 逆に帰るときは、新潟から早い時間帯の「とき」又は「佐渡」に乗り、水上で途中下車した。 EF16について EF16はEF15を改造した機関車です。 1949年8月に直流電化された勾配がきつい福島−米沢間にEF15を使用して、紆余曲折を 経て回生ブレーキ装置をつけた機関車です。 下り勾配を下るときに空気ブレーキでは発熱のため車輪のタイヤがゆるむという不都合が発生し たのでした。その対策として屋根上に水槽を取り付けたりしています。 1965年にEF64が投入されたので、必要の無くなったEF16は長岡第二区に移動し、 1967年から68年にかけて元のEF15に復元されています。 福島−米沢間用の改造は東芝で行い、水上−石打間用の改造は大宮工場で行っています。 勾配の違いで搭載したブレーキ性能が異なるので、番号を分けています。 なお、復元後のEF15についてはEF15のページを見てください。 区間 号機 改造終始 改造所 ------------------------------------------------------------ 福島−米沢間用 1−12 1951.6−52.3 東芝 水上−石打間用 20−31 1956.2−58.3 大宮工場 下表では、EF16に改造されたEF15と36番までのEF15を載せています。 ##は当初のEF15の番号を示しています。EF15とEF16は復元後の番号を示しています。 EF16の括弧付き番号は復元されたEF16を示しています。 なお、製造が3年間途切れているのは、不景気に対する経済政策で製造が延期されたため である。 EF15とEF16の関係 ## EF15 製造 新製配置 移動1 EF16 改造 移動2 復元 ---------------------------------------------------------------------------- 01 1 1947.07.31H 1947.08.15M F ( 1) 1952.01.24T F 1967.09.20O 02 2 1947.09.11H 1947.09.11T F ( 2) 1952.03.10T F 1967.10.05O 03 3 1947.09.15H 1947.09.25N F ( 3) 1952.03.29T F 1967.07.18O 04 4 1947.12.15H 1947.14.17N F ( 4) 1951.12.21T F 1968.05.31O 05 5 1947.12.24H 1947.12.24T F ( 5) 1951.06.28T F 1967.12.27O 06 6 1948.01.31H 1948.02.05N F ( 6) 1951.07.26T F 1967.12.08O 07 7 1948.02.25H 1948.02.27K F ( 7) 1951.10.20T F 1968.03.22O 08 8 1948.03.27H 1948.04.03T F ( 8) 1952.02.22T F 1967.08.21O 09 9 1951.04.24H 1951.04.24D -- 10 10 1951.05.22H 1951.05.22D -- 11 11 1951.06.26H 1951.06.26D -- 12 12 1951.12.14H 1951.12.14S -- 13 13 1951.12.27H 1951.12.27S -- 14 14 1952.02.09H 1952.02.22N -- 15 15 1952.03.17H 1952.04.07N -- 16 1947.07.16K 1947.08.05T N 20 1955.12.24O M 17 1947.08.18K 1947.08.18N N 21 1956.02.20O M 18 1947.09.21K 1947.09.23N N 23 1957.02.11O M 19 1947.10.18K 1947.10.23N N 22 1956.03.29O M 20 20 1947.11.20K 1947.11.28N F ( 9) 1951.09.28T F 1967.11.05O 21 21 1947.12.15K 1948.01.17N F (10) 1951.12.04T F 1968.02.14O 22 1948.02.10K 1948.02.29T F 11 1951.11.02T F 23 1948.05.12K 1948.05.18K F 12 1951.08.27T F 24 1948.03.22M 1948.04.03K N 29 1958.01.23O N 25 1948.04.27M 1948.05.18K N 31 1958.03.31O N 26 1947.05.30M 1947.06.18K N 24 1957.02.27O M 27 1947.06.28M 1948.07.14T N 25 1956.10.19O M 28 1947.08.20M 1947.08.20T N 26 1957.03.30O M 29 29 1947.08.15M 1947.08.30N -- 30 30 1947.08.30M 1947.09.13M -- 31 1947.09.30M 1947.10.21N N 28 1957.12.11O M 32 1947.10.31M 1947.11.09N N 30 1958.03.01O N 33 1947.11.30M 1948.12.19N N 27 1957.11.09O M 34 34 1951.06.08M 1951.06.08D -- 35 35 1951.06.15M 1951.06.17D -- 36 36 1951.06.28M 1951.06.30D -- 37 37 1952.02.13M 1952.02.13H -- 38 38 1952.02.14M 1952.02.14H -- 39 39 1952.02.28M 1952.02.28H -- 40 40 1951.05.28K 1951.05.30D -- 41 41 1951.06.25K 1951.06.27D -- 42 42 1951.06.29K 1951.06.29H -- 43 43 1951.12.05K 1951.12.05D -- 44 44 1951.12.07K 1951.12.12D -- 45 45 1951.12.26K 1951.12.26D -- (略号) 製造 H:日立、K:川崎、M:三菱 改造 T:東芝、O:大宮工場 移動1:改造前の配置区(1949年3月から4月にかけて福島に移動) 移動2:改造後の配置区 区名略号 N:長岡第二、T:高崎第二、K:国府津、M:水上、F:福島第二 S:新鶴見、D:沼津 1975.3の配置状況 EF16 長岡 11、12、30、31 水上 20−29 EF15(40番まで) 東新潟 37、39 長岡 1、2、3、6、15、20 (宇都宮) 高崎第二 38 東京 9、10、11、29、30、34、35、36、40 新鶴見 4、5、7、8、21 八王子 12、13、14 (竜華) (広島) 1970年代の上越線のEF16の内容は下記です。写真は号機毎に時系列に並んでいます。 いちいち説明しませんが、小さい写真を見れば、下記のどれに該当するか分かると思います。 水上での連結の様子 昼間 夜間 石打での連結の様子、到着の様子 走行写真、水上機関区、 ディテイル、その他