ED76の前面スカートの欠き取りステップについて   作成2007.4.2 更新2009.10.14 写真追加

 敦賀区で1985.7.27に撮ったED76−55の写真を見ると、EF65−121から135と
同様の前面スカートの左右端に欠き取りステップがあった。そこで、ED76を調べてみた。
参考文献1には形態的特徴として1〜8以外は「欠き取りステップあり」と書かれているが
写真を調べてみました。と言っても殆ど撮っていないので末記の参考ページに載っている写真を
見ました。ありがとうございました。

  号機       有無    製造時期            備考
 -------------------------------------------------------------------
 1−8          なし    1965.9            熊本電化1965.10.1
 9−26      左右(1,2)  1967.7-1967.9     大分電化1967.10.1
 501−509    なし    1968              滝川電化1968.8.28
 510−522    なし    1969              旭川電化1969.10.1
 27、28     左右(1,2)  1969.10
 29−30     左右(1,2)  1970.4            鹿児島電化1970.10.1
 31−54     左右(1,2)  1970.5-1970.9
 1001−1010 左右(1,2)  1970.6-1972.8
 1011−1014 左右(1,2)  1973.9
 55−80     左右(1,2)  1974.2-1974.5     宮崎電化1974.4.25
 81−86     左右(1,2)  1975.3
 87−94     左右(1,2)  1976.5-1976.6     長崎・佐世保電化1976.7.1
 1015−1023 左右(1,2)  1979.8-1979.9

ED76の配置状況

  1968.3.31の配置状況
  門司   8両 1−8
  大分  18両 9−26

  1969.3.31の配置状況
  岩見沢二  9両 501−509
  門司    8両 1−8
  大分   18両 9−26

  1971.3.31の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司    8両 1−8
  大分   20両 9−28
  鹿児島  36両 29−54、1001−1010

  1973.3.31の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司    8両 1−8
  大分   20両 9−28
  鹿児島  36両 29−54、1001−1010

  1974.3.31の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司    9両 1−8
  大分転  33両 9−28、55−67
  鹿児島  40両 29−54、1001−1014

  1975.3.31の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司   13両 1−8、30−34
  大分転  43両 9−29、65−86
  鹿児島  52両 35−64、87−94、1001−1014

  1977.4.1の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司    9両 1−8、55
  大分転  42両 9−28、65−86
  鹿児島  57両 29−54、56−64、87−94、1001−1014

  1985.4.1の配置状況
  岩見沢二 22両 501−522
  門司   30両 1−15、30−44
  大分転  36両 16−29、65−86
  鹿児島  51両 45−64、87−94、1001−1023

  1986.11.1の配置状況 国鉄最後の状況。休車、保留車、廃車予定車を含めず。
  岩見沢  17両 501 504 506 507 508 510-512 514-522
  門司   25両 37 43 55 56 57 58 59 1006-1023
  大分運  36両 42 60-94

  1987.4.1の配置状況
  空知運  16両 504 506 507 508 510-512 514-522
  門司   25両 37 43 55 56 57 58 59 1006-1023
  大分運  36両 42 60-94

  2001.3.31の配置状況
  (空知運)  0両 1994.11.1までに全て廃車、閉所
  門司   25両 37 43 55 56 58 59 81 83 1008 1010-1023 (1006) (1007)
  大分運  10両 60 65 66 69 70 87 90 91 92 94

  2007.4.1の配置状況
  門司   24両 37 43 55 56 58 59 81 83 1008 1010-1023 1007
  大分運   7両 66 69 70 90 91 92 94
  2009.4.1の配置状況
  門司   24両 37 43 55 56 58 59 81 83 1008 1010-1023 1007
  大分運   6両 66 69 90* 91* 92* 94    *:保留車



参考ページ
 九州機関車CLUB
 Kano鉄道局
 ようこそ大之島鉄道へ

参考文献
 (1) 特集ED75・76 鉄道ファン1978.5,No.205
      1台毎の履歴表は載っていません。最終製造の1015-1023は載っていません。
 (2) 電気機関車ガイドブック交流機編 杉田肇、1975.3.10
参考写真

(1) ED76-43 西小倉駅 2071   2007.7.23
(2) ED76-55 敦賀機関区 1985.7.27
(3) ED76-55 敦賀機関区 1985.7.27
(4) ED76-55 新八代付近 5057列車 2009.7.23  追加2009.10.14
(5) ED76-90 門司駅 41-はやぶさ 2007.7.23
(6) ED76-94 鹿児島本線 熊本駅 5レ みずほ 1994.3.26
(7) ED76-94 門司駅 1-富士   2007.7.23
(8) ED76-94 小倉駅 1-富士   2007.7.23
(9) ED76-1013 大分駅 4075列車 2009.7.26  追加2009.10.14

(1) ED76-43 西小倉駅 2071   2007.7.23

(2) ED76-55 敦賀機関区 1985.7.27

(3) ED76-55 敦賀機関区 1985.7.27

(4) ED76-55 新八代付近 5057列車 2009.7.23

(5) ED76-90 門司駅 41-はやぶさ 2007.7.23

(6) ED76-94 鹿児島本線 熊本駅 5レみずほ 1994.3.26

(7) ED76-94 門司駅 1-富士   2007.7.23

(8) ED76-94 小倉駅 1-富士   2007.7.23

(9) ED76-1013 大分駅 4075列車 2009.7.26

 
 
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