山形交通高畠線 昭和48年8月(1973年)
2011.12.17更新
小牛田でC11を撮影して、陸羽東線、新庄経由で夕方、糠ノ目駅に着いて、止まっているモハ1を撮って、
高畠まで乗っていって旅館に泊まっています。次の日の朝からせいぜい10時位まで写真を撮って、ちょうど
良い電車がなかったので、バスで米沢に出ました(だだし、古いことなので記憶が正確ではありません)。
と思ったのですが、乗ろうとした電車の前にED1が連結されたので、予定を変更して走行写真を撮ったので、
米沢に行く手段をバスに変更したのが本当のようです。
(1)高畠駅構内で撮影した車両は下記です。なお、車両の諸元は写真ネガから読み取った。
モハ1(定員75人) :検修を45.8高畠区で実施、 次の予定は48.8
(年の1桁目の文字が判読しにくい)
モハ2(定員75人) :検修を46.10高畠区で実施、次の予定は49.10
モハ3(定員70人) :検修を45.10高畠区で実施、次の予定は48.10
モハ4(定員112人):検修を47.9高畠区で実施、 次の予定は50.9
クハ1(定員102人):検修を46.8高畠区で実施、 次の予定は49.8
ED1:検修を46.12高畠区で実施、次の予定は49.12
自重:3.0t、換算:2.5、製造銘板:昭和四年川崎車両
ハフ3:物置になっていて、車内に袋詰めが満杯に積んであるのが見えた。
貨車 ワム203:ハフ3に連結、ワム50102:モハ3に連結
ワム27729、トキ17778
無蓋貨車:社紋あり、番号の部分は写っていない。
(注)ワム203は社紋の下に高畠駅(字が小さくて読めないが形から見ると「駅」)とある
(2)撮影した写真から見たモハの形体
モハ1、モハ2(形式 モハ1)
両運転台、両端に乗務員扉があるが、片方は小窓−乗務員用扉−乗客用扉となっている。
乗客用扉は乗務員扉の隣にあり、2扉である。
モハ3(形式 モハ1)
両運転台、両端に乗務員扉がある。乗客用扉は乗務員扉の隣にあり、2扉である。
モハ4(形式 モハ4)
両運転台、片側にのみ乗務員扉がある。乗客用扉は3扉あり、車端近くの扉が乗務員兼用。
(3)私が訪問時に動いていた車両
1973年8月11日夕方、12日早朝から10時位まで。
モハ1 モハ2 ED1
(4)時刻表 交通公社時刻表より
1972.8.16現在
糠ノ目 0.0Km 円
一本柳 2.1
竹ノ森 3.5 50
高 畠 5.2 70
高 畠 634 656 746 816 1003 1030 1240 1323 1438 1608 1643 1730 1810 1933
竹ノ森 638 700 750 820 1007 1034 1244 1328 1443 1612 1647 1734 1814 1937
一本柳 641 703 753 823 1010 1038 1247 1332 1447 1615 1650 1737 1817 1940
糠ノ目 646 708 758 828 1015 1042 1252 1337 1452 1620 1655 1742 1822 1945
糠ノ目 659 722 819 838 1033 1058 1307 1347 1518 1627 1701 1813 1840 1953
一本柳 704 727 824 843 1038 1103 1312 1352 1523 1632 1706 1818 1845 1958
竹ノ森 707 731 827 847 1042 1107 1316 1356 1527 1636 1709 1821 1848 2001
高 畠 711 736 831 852 1047 1112 1321 1401 1532 1641 1713 1825 1852 2005
1973.8.14現在
糠ノ目 0.0Km 円
一本柳 2.1
竹ノ森 3.5 50
高 畠 5.2 70
8.11 1
8.12 1 2 1 2 1
# 2 4 6 8 102 10 12 14 52 16 54 18 20 22 24
高 畠 634 656 746 816 900 1003 1030 1240 1323 1456 1600 1633 1730 1810 1933
竹ノ森 638 700 750 820 904 1007 1034 1244 1328 1500 1605 1637 1734 1814 1937
一本柳 641 703 753 823 907 1010 1038 1247 1332 1503 1609 1640 1737 1817 1940
糠ノ目 646 708 758 828 912 1015 1042 1252 1337 1508 1614 1645 1742 1822 1945
# 1 51 3 53 101 55 5 7 9 11 57 13 15 17 19
糠ノ目 659 722 819 838 930 1033 1058 1307 1347 1515 1637 1701 1813 1847 1953
一本柳 704 727 824 843 935 1038 1103 1312 1352 1520 1642 1706 1818 1852 1958
竹ノ森 707 731 827 847 939 1042 1107 1316 1356 1524 1646 1709 1821 1855 2001
高 畠 711 736 831 852 942 1047 1112 1321 1401 1529 1651 1713 1825 1859 2005
朝日新聞が発行した「世界の鉄道1974」での記載
(1)1973.5調べ(抜粋して書きます)
使用電圧:750V
車両数 EL:2両 モハ:4 クハ:1 サハ:1 有蓋:2 無蓋:2
線路延長 5.5Km
一日列車運転回数(不定期) 旅客 22 混合 6 貨物 2
1日平均乗車人数 1442
(2)線路図 糠ノ目(奥羽本線に接続)−一本柳(交換可能)−竹ノ森−高畠(車庫)
(3)車両諸元表もあるが内容は省略します。
(4)グラビアページ
3ページあり次の車両の写真と説明が載っている。
モハ4 モハ3 モハ1 モハ2 クハ1 ED2 ED1
グラビアの説明ではED1は予備機になっていて、後で増備されたED2が使われている
と書かれていたが、訪問した時(1973.8.12)、車庫のある高畠駅構内にED2は見あたらず、
ED1が使われていました。
電車の車体中央に付けられていた行き先表示サボでは「高畠←→糠の目」になっています。
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