越後交通栃尾線 2007.5.3作成 2008.3.9更新(切符画像追加)
 
  越後交通栃尾線は軌間762mm架線電圧750Vの鉄道です。1975年3月に廃止されています。
 軌間762mm鉄道は、悠久山線(長岡−悠久山(73.4廃止))、栃尾線(長岡−栃尾)からなっています。
 栃尾線の内、上見付−栃尾間は73.4に廃止されていました。写真を撮ったのはその2ヶ月くらい後です。
 他に、長岡線がありました。軌間は1067mm架線、電圧1500Vですです。来迎寺−西長岡(貨物のみ)、
 西長岡−大河津からなります。
 長岡市は新潟市に行くときに通るのですが、いつも通過するだけでした。廃止されると言うニュースを見て
 途中下車したわけです。
 写真のネガはカラーが2コマ、白黒が10コマあります。ネガの日付がそれぞれ1973年6月2日、
 5月20日となっています。記憶では2回撮影に行っていることになっていますが、こんなに近い日付では
 無かったように思います。
 たぶん、6月2日のネガは最初の2コマなので、これも5月20日の撮影と思います。
  その後、2008年3月9日に残っている切符を見ていたら、その時の切符が見付かりました。その日付は
 5月20日となっていました。 下の画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
 
 越後交通の長岡駅で写真を撮り、国鉄の長岡駅ホームから留置されている電車列と駅を発車する電車を
 撮っています。
 このとき、国鉄の長岡駅ホームに新潟色のクハ76−001(428M、T1編成)が停車していました。

 いずれにしても、5月20日に長岡に居たのは1時間弱だったと思います。
  栃尾線はしばらくの間信越本線と併走しており、車庫は併走区間内の下長岡にあました。
 信越本線の電車から見捨てられた車両が見えました。その後については記憶にありません。
  この5月15日に新幹線で新潟に行き、17日に横浜に帰りました。
 帰りは長岡−直江津−長野−松本−新宿経由で帰りました。車窓から国鉄と併走区間の様子を
 眺めましたが、跡形もない感じでした。長岡駅跡地には新しい大きなビルが建っていました。
 ここで載せている写真の白黒ネガはカビだらけです。保存方法が悪かったので。
  写真の枚数が少ないのでスキャン後にデジタル画像を修整してカビを取りました。
  1枚の修整に平均で2日かかりました。
 ネガのベタ焼きがあるので、これで分かる電車の番号は下記です。
   ネガカラー モハ214、モハ209(デッキ付)
   白黒    停車中:モハ216、クハ103、サハ303、クハ102
         留置中:モハ214、モハ213、モハ211、モハ209
 
  このほか、ホームに留置されている貨車?が2両写っていますが、番号は不明です。
    これは荷物車のようです。

■栃尾線車両の諸元表

   番号      形式          長さ  高さ  幅   自重  台車        主電動機    車体 備考
  -------------------------------------------------------------------------------------------------------------
  205  モハ205 半鋼 13.60 3.810 2.126 19.0 東洋工TK500  日立HS-102  日車S7、内燃動車→電動客車 出力168Kw
  207  モハ207 半鋼 13.60 3.810 2.134 17.5 日鉄自       神鋼TBY25A  日鉄自S17、草軽 モハ104 出力111.2Kw
  209  モハ209 半鋼 12.60 3.810 2.100 16.0 ブリル27GE系 日立HS-102  自社S27、デッキ付 出力195.2Kw
                                                              東洋TDK-31S       
  211  モハ211 半鋼 13.60 3.810 2.130 17.4 日車D4改   神鋼TBY25A  自社S25、旧番 クハ30  出力111.2Kw
  212  モハ212 半鋼 13.60 3.810 2.236 17.5 日車D4改   神鋼TBY25A  東洋工1958年製 出力111.2Kw
  213  モハ213 半鋼 13.60 3.800 2.134 17.0 東洋工TK400  神鋼TBY25A  東洋工1961年製 出力111.2Kw
                                                 東急TS314
  214  モハ213 半鋼 13.60 3.800 2.134 17.0 東洋工TK400  神鋼TBY25A  東洋工1961年製 出力111.2Kw
                                                 東急TS314
  215  モハ215 半鋼 13.60 3.685 2.236 17.5 東洋工TK400  神鋼TBY25A  東洋工1964年製 出力111.2Kw
  216  モハ216 半鋼 13.60 3.685 2.236 19.0 東洋工TK500  日立HS-102  東洋工1964年製 出力168Kw
  217  モハ217 半鋼 13.60 3.685 2.236 19.0 東洋工TK500  日立HS-102  東洋工1965年製 出力168Kw
  102-104 クハ100 半鋼 13.60 3.167 2.236 13.0 汽車 板       −    東洋工1966年製
  301  サハ300 半鋼 10.42 3.328 2.134  9.0 日鉄自        −    日鉄自S17、草軽 モハ103
  302-303 サハ300 半鋼 10.42 3.328 2.134  9.0 日鉄自        −    日鉄自S16、草軽 モハ101-102
  306 サハ300 半鋼 10.42 3.328 2.134  9.0 日鉄自        −    日鉄自S17、草軽 モハ105
  ED51    デキB   箱D  8.59 3.810 1.800 15.0 B−B      日立HS102FR 日立1951年製  出力168Kw
  10  ホハ10  木鋼 11.50 2.990 2.221  7.5 菱枠型 棒        −     平岡工M27、青梅ハ10,11 単車2台を合体
  22  ホハ22  木鋼  9.75 3.112 2.134  7.0 菱枠型 棒        −     松井車S5、電動車→客車
  24  ホハ24  木鋼 10.36 3.150 2.132  8.0 板           −     小島S6、電動車→客車
  50  ホハ50  木鋼 10.30 2.836 2.134  7.7 汽車 棒        −     日車S7、草軽ホハ23

    出典:世界の鉄道'74,朝日新聞社,1973.10

■撮影車両の説明

 モハ211
   電動方式は自社製の垂直カルダンドライブ。
 モハ213
   電動方式は自社製の垂直カルダンドライブ。チョコレート色の旧塗装のまま。
 モハ214
   電動方式は自社製の垂直カルダンドライブ。
 モハ216
   電動方式は吊り掛式。
 モハ209
      両端にデッキがついている電車。それぞれの台車の電動方式は@吊り掛式、A車体下につり下げたモーターから
   シャフトドライブ式となっている。
 クハ102
      212以降の電動車と同系の車体を持つ新造車である。
 クハ103
      212以降の電動車と同系の車体を持つ新造車である。
 サハ303
   元草軽電鉄のモハ102で、引き通し線を設けて中間付随車とした。

■栃尾線の歴史

    1915年2月14日   浦瀬−栃尾(17.7km)(栃尾鉄道開業)
    1915年6月5日   下長岡−浦瀬(4.6km)
    1916年9月9日   長岡−下長岡(1.4km)
    1924年5月1日   悠久山−長岡(2.8km)
    1948年4月1日   全線電化
    1956年11月20日 社名を「栃尾電鉄」に改称
    1960年10月1日  長岡鉄道、中越自動車との3社合併により「越後交通」になる。路線名を栃尾線とする
    1973年4月16日  上見附−栃尾間、悠久山−長岡間を廃止
    1975年4月1日   長岡−上見附間を廃止で全線廃止

■廃止時期

        廃止時期            廃止区間
      ----------------------------------------------------------------------------------------------------
      1961年10月   寺泊新道−寺泊間休止
      1966年5月    寺泊新道−寺泊間廃止。駅名改称:寺泊新道→寺泊
      1972年         来迎寺−西長岡間旅客営業廃止
      1973年4月        上見附−栃尾間廃止
      1973年4月       長岡−悠久山間廃止
      1973年4月       大河津−寺泊間廃止。
      1975年4月       長岡−上見附間廃止
      1975年4月       越後関原−大河津間廃止。西長岡−越後関原間旅客営業廃止
      1993年3月       貨物営業廃止:西長岡−越後関原
      1995年4月       貨物営業廃止:来迎寺−西長岡(全線廃止)

■路線廃止開始以前の路線図

 栃尾−A−上見附−@−長岡−B−悠久山

   @ 長岡 -0.7- 袋町 -0.2- 神田口 -0.2- 東神田 -0.3- 下長岡 -1.2- 下新保 -1.3-
      小曽根 -0.8- 宮下 -1.3- 浦瀬 -1.4- 加津保 -1.8- 椿沢 -1.5- 耳取 -1.6- 名木野 -0.9- 上見附
   A 上見附 -2.3- 明晶 -1.6- 本明 -1.2- 太田 -0.9- 上北谷 -2.6- 楡原 -1.9- 栃尾
   B 長岡 -0.5- 高校前 -0.3- 大学前 -0.4- 土合口 -1.0- 長倉 -0.6- 悠久山

 来迎寺−西長岡−大河津−寺泊新道(廃止後寺泊に改称)−寺泊

■列車運転状況

   区間           1968.9.3       1972.1.14         1972.8.21
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------------
  長岡−悠久山     早朝深夜を除いて約20分間隔 下り:20本、上り:20本 下り:12本、上り:12本
  長岡−上見附     下り:27本、上り:28本   下り:18本、上り:19本 下り:15本、上り:14本
  長岡−上見附−栃尾  下り:26本、上り:28本   下り:15本、上り:15本 下り:12本、上り:12本
  来迎寺−西長岡    7往復                       3往復                    記載なし
  西長岡−与板     下り:17本、上り:17本   下り:11本、上り:11本 下り:10本、上り:10本
  西長岡−与板−大河津 下り:16本、上り:16本   下り:11本、上り:11本 下り: 9本、上り: 9本
  西長岡−大河津−寺泊 下り:16本、上り:16本   下り:11本、上り:11本 下り: 9本、上り: 9本
  与板−寺泊                      1往復          
  大河津−寺泊                     1往復          

   区間           1973.8.14       1974.11.11
    ------------------------------------------------------------------------------
  長岡−上見附     下り:14本、上り:14本   下り:15本、上り:14本
  西長岡−与板−大河津 下り: 9本、上り: 9本   下り: 6本、上り: 6本
  与板−大河津     1往復                         

■栃尾線の時刻表 1973.8.14現在

 下り
 長岡  0620 0647 0731 0825 0945 1105 1215 1335 1505 1635 1730 1815 1912 2100
 浦瀬  0635 0703 0748 0841 1000 1120 1230 1350 1520 1652 1747 1832 1929 2116
 椿澤  0643 0711 0756 0849 1008 1128 1238 1358 1528 1659 1755 1840 1937 2123
 上見附 0652 0721 0806 0859 1017 1137 1247 1407 1537 1709 1805 1849 1946 2133

 上り
 上見附 0633 0702 0729 0814 0942 1041 1212 1333 1502 1611 1729 1813 1911 2010
 椿澤  0643 0712 0740 0824 0951 1050 1221 1342 1511 1620 1739 1823 1921 2019
 浦瀬  0651 0722 0749 0832 1000 1058 1230 1351 1520 1628 1749 1832 1929 2028
 長岡  0710 0741 0807 0848 1015 1114 1245 1406 1535 1644 1802 1847 1944 2043

■参考資料

   世界の鉄道'74,朝日新聞社,1973.10
   交通公社時刻表 1968、1970代

■越後交通(鉄道)に関するWEBページ

   越後交通栃尾線:さっしいのホームページ・ぽこぺんのローカル私鉄
   越後交通栃尾線・長岡線:思い出鉄道紀行・さばきよ商店の思い出鉄道紀行本館
   越後交通栃尾線(ウイキペディア)
   越後交通長岡線(ウイキペディア)

■撮影メモ

 ここをクリックする

214
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ214、他 1973.5.20 向こうの信越線長岡駅のホームに停車中の新潟色の70系電車が見える

209
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ209 1973.5.20

102
  越後交通栃尾線 長岡駅にて クハ102、サハ303、クハ103、モハ216 発車待ちでした 1973.5.20

ワキフ
  越後交通栃尾線 長岡駅にて ボギー台車をはいた有蓋貨車  左側は木造の有蓋2軸貨車。 1973.5.20

216
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ216、クハ103、サハ303、クハ102 の編成 1973.5.20

216
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ216、クハ103、サハ303、クハ102 もうすぐ発車 1973.5.20

211
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ211、モハ213、モハ214 留置中 1973.5.20

209
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ209 デッキ付 1973.5.20

214
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ214、モハ213 1973.5.20

213
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ213、モハ211、モハ209 1973.5.20

213
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ213 お休み中 1973.5.20

211
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ211 1973.5.20

209
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ209 1973.5.20

211
  越後交通栃尾線 長岡駅にて モハ211、モハ209 1973.5.20

216
  信越本線 長岡駅ホームから モハ216、クハ103  発車し、前を通過中 1973.5.20

102
  信越本線 長岡駅のホームから 発車したクハ102、サハ303、クハ103、モハ216(先頭) 1973.5.20


 
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